こんにちは、デンマークにワーホリ中のまれです。
当記事では、デンマークに訪れる際に知っておいたら役に立つ基本情報を、10の項目にまとめました。
デンマークへ行こうかな?と考えている方であれば、
その目的が、旅行でも、留学/ワーホリでも、知っておいて損はないはずです。
では、早速見ていきましょう。
デンマーク観光基本情報
通貨
デンマークの通貨はデンマーククローネ(DKK)です。
日本円とデンマーククローネの為替レートは、
2024年1月26日現在、1デンマーククローネあたり約21.5円です。
時差
デンマークは日本より7時間遅れです。日本が正午の場合、デンマークでは午前4時です。
尚、冬期(11月~3月)は、サマータイム期間外のため、8時間差です。
気候
デンマークは北欧に属する国のため、すごく寒そうというイメージがありますが、実際には日本のように四季があり、ずっと雪に閉ざされた土地というわけではありません。
冬の気温は0度前後であることが多く、日中と朝晩の気温の変化は大きくありません。
雪もあまり降らないはずなのですが、今年の冬はすでに何度も雪が降っていて、30年ぶりといわれるほどの大雪の日もありました。。
夏は涼しく、20度~25度前後であることが多いようです。
ただ、夏の期間は短く、7月~8月の2か月だけです。
個人的に気候に関連して一番厄介だと思うのが、晴れの日の少なさです。
私の経験からも、周りのデンマーク人の話からも言えるのですが、
年間を通して、雨または曇りの日が非常に多く、しかも風の強い日が多いです。
でも、だからこそ、
その分、春・夏の間は外になるべく出て、太陽を思う存分楽しんでいる人が多いように思います。
電圧
デンマークの電圧は230V、周波数は50Hzです。
日本は100V、周波数は50/60Hzのため、日本の電化製品を使用するには、変圧器が必要と思っておきましょう。
ただし、携帯の充電器等、そのまま使用可能なものもあります。
事前に確認しておきましょう。
言語
デンマークの公用語はデンマーク語です。
しかし、小さい子どもからお年寄りの方まで、皆さん非常に英語が流暢ですので、
デンマーク語が話せなくても心配不要です。
とはいえ、簡単なデンマーク語を覚えておくと喜んでもらえますし、コミュニケーションがスムーズになります。
ただし、ワーホリでデンマークに行こうか検討されている方は、デンマーク語は少しでも話せた方がいいと思います。
というのも、日常生活でメインで使われているのはデンマーク語ですので、デンマーク語が使えた方が採用してもらえる確率が高くなると思われます。
(私はデンマーク語が使えなくて、仕事探しに苦労しています)
ビザ
ビザはいろんな種類がありますし、それぞれの応募要件や、関連するルールは細かいため、この項目では、主なビザと概要のみご紹介します。
詳細はデンマーク入管局のこちらのページをご確認ください。
観光ビザ
日本国籍を有する方であれば、90日以内の滞在であればビザは基本的に不要です。
そのため、滞在目的が観光でも、フォルケでも、この期間内であればビザの申請は不要です。
ただし、パスポートの残存有効期間は6か月以上必要です。
*デンマークで仕事をする場合には、それが短期か長期かにかかわらず、居住許可(Residence permit)が必要です。
ワーホリビザ
ビザ申請時の年齢が18歳以上30歳以下、という年齢制限はありますが、
デンマークに1年間までの滞在ができて、就労も可能なビザです。
ただ、働くことのできる期間は6か月までというルールがありますので、ご注意ください。
学生ビザ
長期留学をする場合には、この学生ビザを選ぶことになると思います。
このビザがあれば、デンマークに住むこと、勉強することができるだけでなく、
就労可能な時間に制限はあるものの、働くことも可能です。
物価
デンマークは物価が高いことでも有名な国です。
食費や交通費、宿泊費など、旅行の際には予算をしっかり立てておきましょう。
なお、レストランではチップは基本的に不要ですので、そこはご安心ください。
*物価参考(1デンマーククローネ=21円で計算):
・牛乳1本290円/ 鶏肉800g950円/ 卵1パック(10個)500円/ バター250円
・玉ねぎ1kg310円/ ジャガイモ1kg310円/ トマト中玉3つ420円/ パスタ1kg210円/ 白菜630円
・マクドナルドのハンバーガー360円/ カフェでカフェラテ1杯1000円
支払い方法
デンマークでは、基本的にどこでもクレジットカードでの支払いが可能です。
また、デンマーク独自のMobilePayという、日本でいうPaypayのような、銀行口座とアプリを紐づけて使用するコード決済アプリも広く普及しています。
(MobilePayの使用には、デンマークの銀行口座が必要です)
ただ、長期滞在する方に特に注意いただきたいのが、コインランドリーや、公衆トイレの利用には、現金硬貨が必要なことが多い点です。
だからと言って、両替所で現金を手に入れようとすると、レートが割高であるだけでなく、手数料も取られてしまいますので、おすすめしません。
現金の入手には、クレジットカードの海外キャッシングを利用するか、
WiseやRevolutといった、海外通貨に対応した銀行引き出しの可能なサービスを利用することで、費用を抑えましょう。
治安
デンマークは治安が良い国と言われています。
実際に町では警察官の巡回を目にすることも多いですし、道にもゴミはあまり落ちていません。
ただ、デンマークに限りませんが、スリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要です。
私も注意はしていたつもりだったのですが、コペンハーゲン中央駅のマクドナルドにて、スリにあいかけたことがあります。
幸いすぐに気づくことができ、荷物は無事でしたが、デンマークでも油断は禁物と思っておいてください。
アジア人差別
本当は触れるべきか迷いましたが、ここ何年か、アジア人差別について耳にすることも増えていますし、海外へ行こうと思った時には気になることかと思い、項目に加えました。
地球温暖化やLGBTQ+の方々の権利、最近ではイスラエル・パレスチナ間の戦争に抗議するデモ等、環境や人権への意識が高く、差別は無いのではと思う方もいると思います。
しかし残念ながら、デンマークでもアジア人差別はあるようです。
私自身は幸いなことに経験したことはありませんが、アジア人の友人の中には、
攻撃的な言葉を言われたり、からかったり、冷やかすような態度を取られたりといった、”明らかな悪意”を示されることが、何度もあったという人もいました。
こればかりは、自分自身で対策ができるわけではありませんが、
「そういう現実があるんだ」と知っておくことで、もしそのような場面にあってしまった時でも、心のダメージを少しでも軽減出来たら幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
デンマークでの、ネガティブなことも書きましたが、
私はデンマークに住むということを選んでよかった!と胸を張って言えます。
れいな景色や、優しい人々、かわいい建物に、おしゃれなインテリア。
こういった何でもないけれど、心を満たしてくれる要素が、この国にはたくさんあります。
いつか、この記事を読んでくださっている方がデンマークに来た時、楽しい時間を過ごせますように。