こんにちは、まれです。
デンマークでのワーキングホリデーには、どれくらいの初期費用が必要なのだろう?
と気になっている方は、多いのではないでしょうか。
ただでさえ、ワーホリに行くというのは大きな決断ですし、不安も大きいと思います。
どの国のワーホリに行くにしても、お金の悩みはつきものです。
そのうえ、デンマークは物価が高い国として知られていますよね。
そこで、この記事では、デンマークワーホリに必要な初期費用を、私の例をもとに解説します。
そのうえで、少しでも予算を抑える方法についても紹介しますね。
また、デンマークの物価の参考用に、2024年1月現在の物の値段も一緒にご紹介します。
この記事を読むことで、
必要な初期費用がクリアになり、ワーホリへのお金の不安が少しでも解消されますように!
ワーホリにおける初期費用
まず最初に合計金額を言いますと、
デンマークワーホリに必要な初期費用は、上記1~5の項目の合計で約70万円程度が目安です。
(航空券往復20万円+ビザ申請料7千円+海外旅行保険25万円+生活費25万円)
各項目の詳細は下記で補足していますが、注意していただきたいのは、
生活スタイルや滞在期間によって、費用は変わってきます。
ワーホリを計画する際には、ご自身でも事前にしっかりと予算を立てておくことをおすすめします。
航空券
航空券は、デンマークに行くためには必ず必要であり、金額も大きい項目です。
航空券の料金は、時期や航空会社によって異なりますが、片道で約10万円程度が目安です。
*入国する時点で、帰国用の便の予約はなくてもかまいません。
しかしその場合、ビザ申請時に、帰国用の便の航空券が買えるだけの資金があることの証明として、
銀行残高証明書を申請書類とともに送付する必要があります。
<私の場合>
私がデンマークへ来たのは、2023年7月です。
ただ、ほかのヨーロッパの国の観光もしてからデンマークへ来たため、あくまで参考程度ですが、
私が購入した航空券は、ベトナム航空の、
関西空港発、ベトナムのハノイ経由、パリ行きのもので、価格は片道8万円で購入しました。
(帰る際の便はまだ予約していません)
少しでも航空券の金額を抑えるため、
Skyscanner(スカイスキャナー)などの、航空券の価格比較サイトを複数見ることや、
価格が一番安いといわれている、3か月前のタイミングでチケットを購入しました。
ビザ申請料
デンマークのワーホリビザの申請料自体は、無料です。
ただ、日本での申請には、東京にあるVFSというビザ申請センターを利用する必要があります。
センターへの手数料は、2024年1月時点で、合計6700円です。
(内訳:手数料27ユーロ(約4320円)郵送料2380円)
<私の場合>
センターへの手数料は、郵送料、写真撮影料も含め、2023年6月時点では6400円でした。
(円安とインフレのせいか、少し値段が異なりますね。。。価格は今後も上がるかもしれません)
また、残念ながら、私は遠方に住んでいたため、郵送料金も支払いましたが、
VFSから遠くないところへお住まいの方は、この分を節約できるはずです。
また、VFSの利用にあたっては、事前に必要書類のPDF化といった準備が必要なのですが、
私は資料に不具合があったために、1500円の追加費用を支払い、資料を印刷するという失態も。。。
皆さん、お気を付けください。
海外保険料
デンマークへの渡航にあたっては、海外旅行保険に加入しておくことがおすすめです。
海外旅行保険には、いざというときの医療費や賠償責任保険などが含まれています。
海外旅行保険の料金は、保険会社や補償内容によって異なりますが、年間で25万円程度が目安です。
ただ、デンマークでは、ワーホリでの滞在者であっても、
きちんと住民登録をすれば、病院を無料で利用することが可能です。
ですので、この住民登録の手続き完了までの約1か月分だけ加入する、という考えもありだと思います。
そうすれば、1万円~2万円程度まで金額を抑えられます。
<私の場合>
私は、東京海上日動の海外旅行保険に、24万円(月あたり2万円)で加入しました。
もちろん、少しでも費用を抑えるなら、1年間分も加入しなくてもよかったのですが、
家族に何かがあった時の緊急帰国にかかる航空券代がカバーされるなど、
医療費以外の部分の不安を解消してくれるオプションが複数あったため、1年間の加入を決めました。
ワーホリを決めた年の前年に祖父が亡くなったばかりで、残った祖母も高齢なため、
「何かあった時に、お金のことを気にせずに、すぐに駆け付けられるようにしたい」という思いから、
この緊急帰国オプションを付けましたが、今のところ、幸いなことに家族みんな元気なようです。
ただ、年始には能登半島で地震があったように、いつ何が起こるかはわかりません。
(海外旅行保険の探し方・検討すべき点については別記事でまとめる予定です)
生活費
デンマークの生活費は、日本と比べると高めですが、そこまで高いわけではありません。
・家賃:コペンハーゲン市内では月額15万円以上が相場です。
・食費:1か月あたり4万円程度が目安です(自炊した場合)。
・通信費:1か月1000円程度(1か月20GB、Lebaraの場合)が目安です。
その他の生活費(交通費、娯楽費など)も合わせて、
1ヶ月あたり25万円程度の生活費を見ておくとよいと思います。
家賃はルームシェアを利用したり、コペンハーゲンから少し離れた地域に住んでみることで、
大幅に抑えられるはずです。
デンマークに来てから、すぐに仕事が見つかるとは限りませんので、
少なくとも、1か月分の生活費は確保しておいた方がベターだと思います。
<私の場合>
私は現在、Airbnbを利用してコペンハーゲン近郊の1Rの部屋へ、家賃11万円で住んでいます。
*コペンハーゲンおよびその近郊での部屋探しは、いい部屋がなかなか無く、本当に大変です。
初月にはデポジット(日本でいう敷金)が求められるのですが、それを考慮すると最初は少なくとも40万円は必要となります。
食費は、毎日ほぼ自炊で、1か月あたり3万円程度で済ませています。
食材は、畜産・酪農系は日本と比べて高めですが、農作物系はそこまで高くないように思います。
*物価参考(1デンマーククローネ=21円で計算):
・牛乳1本290円/ 鶏肉800g950円/ 卵1パック(10個)500円/ バター250円
・玉ねぎ1kg310円/ ジャガイモ1kg310円/ トマト中玉3つ420円/ パスタ1kg210円/ 白菜630円
・マクドナルドのハンバーガー360円/ カフェでカフェラテ1杯1000円
通信費は、Wifiがついている部屋なので、データ量少なめの5GBプラン(400円)で契約しています。
その他の生活費は、交通費が1万円と、薬局の利用や、趣味のカフェ利用等の合計で3万円程度でした。
(おすすめの通信会社や、デンマークでお得に電車に乗る方法については別記事でまとめる予定です)
その他の費用
その他にも、現地で必要な衣類や日用品などの購入費用がかかります。
これが、結構地味にお金かかったりしますし、
日本で揃えられるものは、できるだけ買っていった方がいいと思います。
<私の場合>
荷物に入りきらず、冬の備えがほぼなかったため、
現地でウィンターコートとブーツを購入しましたが、合計5万円程しました。
(オプション)学校の学費
デンマークのワーホリビザでは、滞在は1年間可能ですが、就労は最大でも6か月しかできません。
そこで、オプションと記載しましたが、多くの方が語学学校や、デンマークの成人教育機関である、
フォルケホイスコーレに通われると思います。
語学学校に通われる場合は、ワーホリビザで滞在される方であれば、デンマーク政府の補助により、
基本的には無料で通えます。
また、フォルケについては、学校により必要な費用が大きく異なるものの、
月あたりの平均の金額は13万円程です。
(フォルケは全寮制の学校であり、宿代・食事代・授業料がここに含まれます。)
<私の場合>
私は、デンマークのIPC(International People’s College)という、デンマーク唯一のデンマーク人以外がマジョリティという、フォルケホイスコーレに在籍していました。
学費は、21週間で89万円(1ヶ月あたり17万円)でした。
(無料の語学学校の探し方や、フォルケホイスコーレの詳細については別記事でまとめる予定です)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
デンマークへのワーホリに必要な初期費用は、最初にお伝えした通り、
合計で約70万円程度が目安という結果になりました。
(航空券往復20万円+ビザ申請料7千円+海外旅行保険25万円+生活費25万円)
しかも私の場合は、フォルケへの学費を事前に一括で支払う必要があったため、
結構大きい金額の支払いが準備段階で多かったです。
確かに安い金額ではないと思います。
でも、これだけのお金をかけることによって、逆に心が固まったと言いますか、
これだけお金をかけているんだ、絶対意味ある1年にするぞ!と自分に発破をかけられました。
そして今、「やはりデンマークに来てよかった」と実感しています。
人生は1度きりです。
しかもワーホリには年齢制限もあります。
なので、ワーホリに興味があって、お金がどうにかなるのであれば、
今しかできない経験という、自己投資をされてはいかがでしょうか。